去年の暮れにクランクアップした新作映画「シチュエーション ラヴ」の公開が決まりました!👏👏👏
8月6日(金)~12日(木) 池袋シネマ・ロサ (時間未定)
しかもスピンオフ「スーパームーン」を史上最速で一緒に上映しちゃういます!!
すごっっっ。
元々、「シチュエーション ラヴ」はコロナの最初の緊急事態宣言の時に、みんなにお家ライフを楽しんでもらお
うと描き始めたTwitter小説がベースになってる、
エンディングは「コロナ後」の世界になってて、みんながこの先の未来に持ってた夢が実現しまうように、って
いう願いもこもってた。
自分が人生のヒロインだっていう自信がなかったサナが、レイや仲間に助けられて「映画作り」の中で成長して
いき、人生のヒロインとして自信がもてるようになる・・・それが小説版。
🎥 📷 🎬
映画の構成はもうすこし複雑で・・・サナとレイの間に起こること、映画の中で起こること、人間関係のコミカル
さ、エモーショナルな喜びや切なさ、色んなことが絡み合って、映画を作ることへの怒涛の愛に繋がってく。
そして大きくちがうのは、映画版は映研のメンバーたちのキャラがめっちゃ生き生きと強烈で、レイの視点、レイ
の感情が欠かせない要素になってるっていうこと。
学生時代、サークルや部活をやってた人も、帰宅部だった人もいると。でも映画とか演劇とかバンドとか、1人
じゃどうしてもできないことに打ち込んでると、どうしても仲間との時間が生活の中心になる。
それが楽しいときもあるし、苦しいときもあるとけど、卒業して過ぎてみると、想い出はみんなそこにびっくりす
るほどぎっしりつまってて。
授業の中身とか先生の顔は忘れても、サークルや部活でぶつかりあったり悩んだりしたことは、絶対忘れられな
い。正直、まわりの子達と仲間と思えないぐらい意見や考え方があわなかったり、どうせ自分は一匹狼だから放っ
といて、って思うようなこともたくさんある。
アオハルっていうきらきらだけじゃなくて、悩むことがいっぱいあって・・・。
でも、誰にも強制されてない。
そこにいることも、辞めることも自由だから、余計その場所で自分が関ったことに大きな意味があるんだよね。
そんな仲間の中で、サナとレイは本物の「仲間」を見つけた。
仲間からしか、ほんとの関係ははじまらない。
カワイイね、とかイケメンだよねっていう始まりはいつか終わるけど、仲間としてはじまった関係は底に共感と一
緒に過ごした長い時間があるからずっと終わらないって思う。
だからかけがえがない。
レイにはレイの生きてきた道と人生と、夢と、そして乗り越えられない壁もあって。
だから逆にサナに救われることもたくさんあって。
人の関係は片道通行じゃない。
分かってあげること、分かってもらうこと。
ふたつはひとつで、だからそれが絆になる。
あたしは小説を描くことで自信がもてるようになった。
ゼロどころか虚数だと思ってた自分にも価値があるって、やっと信じられるようになった。
誰でもそのために泣いたり汗を流したりしたことにしか、時間を費やして何度ももがきながらがんばり続けたこと
にしか、自信なんかもてないよね。
サナにとっては演技がそうだった。
夢を共有できる映研の仲間たちとの時間がかけがえがないからこそ、サナは傷つきもしたし自信も失って、そして
レイがいたから、演技への夢を捨てないでいられた。
レイも映画を愛してるから、その中で生きようともがいてるサナの気持ちが痛いほどよくわかったんだ。
役者ってすごい仕事だよね。
他人の人生を生きながら、そのひとの気持ちを自分に重ねて、どんな自分でも映画のヒロインになる価値があるっ
って信じさせてくれる。凄い悪女でも、凄い変人でも、犯罪者でも、女王様でも、そしてごくふつうの、もしかし
たら才能なんかないかもしれない平凡で自信のない女の子でも・・・、女優が演じるから生き生きと血がかよって
魅力的になる。
でもね、それは上手に嘘をつくっていうことじゃない。
そうやって生きてるその人を受入れて理解して、その人の眼で、耳で、感覚で世界を感じるっていうこと。
だから映画の中で泣いたら、それは本物の涙だし、恋をしたらほんとに好きになる。
「愛の不時着」のふたりも、「逃げ恥」のふたりも、本気で愛する気持ちを演じたからそれが現実を変えて、結ば
れたんだよね。
映画は現実の鏡だし、現実も映画の鏡。
っていうことを描きたくて・・・。
小野莉奈ちゃんのサナのリアルな葛藤や自分なんかっていうコンプレックス、それを越えようとするピュアな輝き、
そして平井亜門くんの演じるレイが抱えてる悩みと不安と回りへの優しさ。
共演者で、サークルの仲間で、理解者で・・・。
でも、だからこそ弱みは見せられない。
2人の演技が素晴らしくリアルすぎて、まるでほんとに目の前で2人がこれからどんな関係になるか悩んでるのを見
てるみたい。こっちまでもんもんと悶えずにはいられなくなった。
夜中に電話して、サナの気持ちを夜明けまで聞いたり、レイを説得したりせずにはいられない気持ちになった。
それぐらい、莉奈ちゃんと亜門くんの演技、素晴らしかったです。
そして才能はあるけど映画オタクすぎて誰もついていけない監督ニシ役の森岡龍。
しっかり者だけど恋には盲目のヘアメイク、ユラ役のイトウハルヒ。
ワケありやさぐれカメラマン、荻窪役の山口友和。
ヘビメタ好きで映研1、変人と評判の録音部、純喜役の皆川暢二。
一見チャラ男だけど現場では漢に変身する助監督タクミ役、小西貴大。
ニシの元カノで、女子力も仕切り力もずば抜けて高めのスタイリスト、アヤメ役の土山茜。
みんなめっちゃ生き生きと映研の空気を作ってて、何ならリアルな学生時代の想い出に勝手に刷り込まれてる。
絶対、一緒にサークル活動して合宿して、夜は花火して呑んで騒いだ仲間になってる。
見てもらえば実感してもらえると思うけど、それぐらい、みんな生身でそこに「生きて」た!!
みんなも成陽大学映研サークルを一緒に体験して!!
コロナで大きな音楽フェスやライブやイベントがなくなった分、シチュラヴで一生に一度の映画作りを経験して!!
そして・・・映画のいいとこは、現実の奥にあるものを見せてくれながら、未知の世界線に連れて行ってくれるとこ
ろ。このコロナで思うように活動できない鬱屈を吹き飛ばしたい、みんなに思いっ切り楽しん
でもらって映画館を出たあと、ずっと思い出して笑っててほしい。そんなふうに突き抜けた部分も必要で・・・。
というわけで、本編とスピンオフの同時上映っていう、すっごく斬新で変則的な形にしました。
誰も今までにやってないから、自分がやる!!がポリシーだから・・・。
「スーパームーン」はシチュラヴの中のコメディの部分を沸騰させた会話劇。
「シチュエーションラヴ」のカメラマン、荻窪の隠れたトラウマをデフォルメして、そこを徹底的に掘り下げたシ
ョートフィルムです。
もう、山口友和、大沢真一郎、中村守里っていう才能あふれる3人の役者の、絶妙なコンビネーションで成立してる
めっちゃ小劇場の演劇っぽい作品!!とにかくクセが強い3人のキャラの説得力が糸をひきまくって、超絶楽しんでも
らえると思う。
以前、山口さんや大沢さんと演劇やりたいねーっていう話をしてたことがあって・・・。コトバにするといつか必
ず実現するんだよね。だからやりたいことはコトバにしておくって決めた!
そしてこの上映を、みんなの忘れられない体験にしてもらうために、めっちゃがんばって、シチュラヴ・グッズた
ちをたくさん作った!
💝シチュラヴ・パンフ
68ページ、写真集かと思うような写真てんこ盛り状態。脚本、平井亜門くんと小野莉奈ちゃんの対談インタビュ
ーを完全収録のパンフレット。
💘かわいくてキュン死確実な前売りチケットと特典ポストカード5種類。
💜スピンオフ「スーパームーン」パンフ。キャスト紹介、脚本と写真を収録。
💗シチュラヴ・メイキングDVD
シチュエーション ラヴのメイキングと亜門くん、莉奈ちゃんのインタビュー動画を収録したDVD。
そして・・まだあるんです。ふふふふ。
めちゃカワなアイテムが・・・。
もう気分は文化祭の前夜祭状態!!
「FUKUSHIMA DAY」の上映会で「桐谷和明のトリセツ」をやったときとか、渋谷のユーロで乙桜学園祭をやっ
時みたいに、その場に集まった人だけが共有できる熱気に包まれたライブ感、盛り上がりを一人一人に感じてもら
いたくて・・・・
とにかくみんなと響感したい!
あたしの部屋で開催する、小さいけどめっちゃ居心地良いパーティーに招待するような、そんな上映イベントで
す。心に抱えきれないほどあったかくてエモいサプライズと、突き抜けた笑いと、一生もののお土産を用意したか
ら、絶対に持って帰って✨✨🌟✨
今年の夏は、シチュラヴで会いましょー💝💝💝