蝶を燃やす

もうあと1週間で2019年のクリスマスなんて早すぎる!!🎅🎄🔔

みんなでわいわい賑やかに楽しむのも、2人で忘れられない想い出を作るのも、

1人でいちばん好きな音楽に耳を傾けたり本を読むのも、どれも最高 💝みんな

はどんな風にすごしたい?

ここでちょっと素敵なお知らせが!🌟✨

以前、シンポジウムに参加したイタリア、ボローニャ市の「Nip Pop」っていう

日本のポップカルチャー大好きなお祭りが、参加者したアーティストたちの本

を出すことになって、あたしも超短編の小説を書きました。

テーマは「LGBT」なんだけど、ずっと前から感じてた「人と人は何を求めて繋が

ろうともがくんだろう?」っていう、誰もが心の1番奥で感じてることを描きたくて・・。

こういう超短編は初めての試みだけど、読んだ人みんなに、「これはいつかの自

分」って思ってもらえる確信が・・。

タイトルは「蝶を燃やす」。

教師のセクハラでトラウマを持つ神木翔子は、密かに片思いしていた同級生、冬崎

漣が「ウリ」のバイトをやっているという秘密を知って、ある驚愕の行動を決意する。

壁がある。好きだから壁を越えたい。でもどうすれば越えられるか分からない。

そんな2人の話。

きっとみんな、誰かと繋がろうとするとき、壁を感じる。別々の人生を歩いて来て、

別の感覚を持った人間同士、近づきすぎるとトゲがささって痛かったり、辛かった

りするよね。痛くても近づきたい。辛くても近くに行きたい。その繰り返しで、ほ

んの1歩ずつ、痛くない方法を学んでいく。

それを壁、と思うなら、誰だって見えない壁がある。

越えられない壁はない。越えない自分がいるだけ。

好きっていうのは、その努力を幸せに感じられること。

いつもそんな風に思う。

「彼は・・・だから、きっと分かりあえない、繫がれない」って諦めて、出会わなか

ったことにすれば傷つかないで済む。壁を越えるのは、時にはすごく難しくて心のエ

ネルギーを使うし、勇気や強さが必要だから。

でも1つだけ言えるのは、もしも本気で好きなら越える努力をしてみて!相手から帰っ

てくるものが、ずっと大きくていつか宝物になるからっていうこと。

その努力をしたことは、決して後悔なんかしないと思う。

短い物語だけど誰かの心に深く、痛いほど刺さりたい。

もしあたしの作品には白系、黒系があるとしたら、これはダークな黒系。

あたし自身は白も黒もどっちも好き。主人公の性格や感覚が連れていってくれる世界

を描くと、必ずどっちかにわかれる。あたしが決めるんじゃなくて、主人公の心の色

が最初から決まってて、それはどうやっても変えられないから・・・。

人の心の仄暗い闇に咲く、息をのむほど美しい光の花。

それが「蝶を燃やす」で描きたかった世界。

うれしいことに、もうすぐこの公式サイトで読んでもらえることになったので、公開の

日にちが決まったら告知するね😊

これをベースに長編版や脚本も書くつもり。前から書いてる音楽小説とうまく登場人物

が重なり合って、新しい世界が夜明けの水平線にゆっくり姿を見せ始めた。

「Herz」の編集仕上げと平行してだから、ゆっくりとしか進まないけど、この作品も映

像化したい!!